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ロバート・オルドリッチ書簡集 @−1

以下に訳出するのは、第24回トリノ映画祭(2006年11月10日〜18日)のロバート・オルドリッチ特集に合わせて刊行されたカタログ(ジュリア・ダニョロ・ヴァッラン編)所収の、オルドリッチが関係者に宛てた私信。


■以下は、ハリウッドのコロンビア・ピクチャーズ宛てに出されたサミュエル・フラーへの私信。『鬼軍曹ザック』を個人的に上映してくれた(あるいは、同作のプリントを個人的に貸してくれた)フラーへの謝意が記されている。


1955年12月28日
サミュエル・フラー様

親愛なるサミー、

 『鬼軍曹ザック』(50)を見せてくれてありがとう。

 この映画は観たことがありませんでした。『鬼軍曹ザック』が非常によくできており、極めて刺激的な映画であるという大方の見解に同意します。

 改めてお礼申し上げます。

 心からの個人的挨拶を。

                      敬具
                      ロバート・オルドリッチ



■以下は、ベヴァリー・ヒルズにあるカーク・ダグラスの製作会社ブリナ・プロダクションズ宛てに出されたスタンリー・キューブリックへの私信。


1957年11月19日
スタンリー・キューブリック様

親愛なるスタンリー、

 『突撃』で、実に美しく輝かしい仕事を君は成し遂げたのだと言いたい。

 演出やキャメラ・ワーク等々が、本当に素晴らしかったと思う。あの映画に対する文句がたとえあったとしても、それはささいなもので、脚本に関する点のみです。

 たとえばヴァラエティ誌の評者は、私が観たのと同じ映画を観たはずがないと思っています。それに、君の仕事もそうですが、『突撃』が広い意味で重要性を備えていることが、世界中の真面目な批評家に認められることを確信しています。

 おめでとう!

                        敬具
                        ロバート・オルドリッチ

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